【新唐人日本2011年5月4日付ニュース】中国南方の7つの省では、春に入って以来干ばつに見舞われ、水不足が続き、耕作に影響が出ているようです。また、山東省でも今年に入って以来、雨が降らず、深刻な干ばつが続いています。
報道によると、江西、湖南、湖北、広東、雲南、四川、広西など7つの省で干ばつが続いています。江西、湖南、湖北では70万ヘクタールの水田が、水不足で田植えもできないそうです。福建省では連続46日間雨が降っていません。
福建省莆田県農民 蔡さん:「昔は旧正月の時は雨が降り、清明節にも降ります。今年は降っていません。雨が降らないと田植えができません。芽も出ません」
湖北省荆州市では、4月27日の時点で、16万ヘクタールの耕地が干ばつ被害を受け、住民2万人と家畜7800頭分の飲み水に影響が出ているようです。
湖北省荆州市農民 梁さん:「この季節の干害は珍しいです。ここの水田は長江に頼ります。長江が放水するのですが、今はお金で買わないと放水してくれません」
山東省では、年初めから深刻な干ばつに見舞われています。川底は依然乾いた状態で、現地では井戸水を飲んでいるそうです。
山東省済寧市農民 盧さん:「済寧市では旧正月明けから大雨が降っていません。作物はみな枯れました。耕地は絶滅です」
報道によると、江西、湖南の今年の降雨量は平年の5割。4月28日までに、南部の7つの省で、干ばつの影響を受けている農作物の面積は、57万ヘクタール。また、66万ヘクタールの水田が水不足となっているほか、住民109万人と家畜38万頭分の飲み水も不足しているそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
(中国語)